社員クロストーク1
TCDの今とこれから ー 先輩と後輩が語る、組織の歩みと展望
MEMBER
-
執行役員 兼 営業部長
Nさん
2013年立花デバイスコンポーネント設立時メンバー
-
応用開発部 システム技術課 技師
Dさん
2025年中途入社
自己紹介
Nさん:前身については省略しますが、会社が設立された2013年から今に至るまで、立花デバイスコンポーネントのメンバーとして仕事に従事しています。職種としては営業となりますが、開発部の方と共同で製品開発する業務にも面白みを感じており、開発部の新しい戦力であるDさんの入社は非常に心強く感じています。
Dさん:私は新卒としてディスプレイ業界の会社に入社しました。入社後は工場実習などで液晶を製造するための露光機やエッチング装置などの基礎的な知識を習得し、その後はディスプレイ開発・設計業務にあたりました。特に3Dディスプレイや高精細ディスプレイ、静電容量センサなどの特徴ある製品の開発をメインに従事してきた経緯となります。
入社について
Nさん:現在立花デバイスコンポーネントでは、事業拡大に向けて新しい仲間を募集しており求人を継続していますが、Dさんが入社を決められた際のポイントはどういったものだったのでしょうか。特に入社前に当社のことをどのようにイメージしていたかなど参考として教えて欲しいです。
Dさん:自分の将来を想像した時に、ディスプレイデバイスエンジニアとしての経験だけでなくもっと幅広い経験を積みたいと考えました。もともと立花デバイスコンポーネントの開発部長と面識があったこともあり、様々な製品を取り扱う商社業務と、オリジナル製品を生み出す開発業務環境を持つTCDに対し、私のキャリアとの親和性を感じ、その中でもCMOSセンサ関連製品の開発に魅力を感じ入社を決めました。
仕事のやりがい1
Nさん:入社前からある程度当社の仕事の理解があったということですが、実際に入社した後のことを教えて下さい。円滑にイメージ通りに業務へ取り組むことが出来たか、また現在の業務のやりがいについてなどお願いします。
Dさん:現在は、CMOSセンサ関連製品において、用途に応じた製品をお客様に説明・提案するFAE的な業務をしていますが、前職での経験を活かして活動できる点もあり、スムーズに新しい業務に入り込めたと感じています。
Nさん:液晶ディスプレイとCMOSセンサに共通点のようなものがあるということでしょうか。
Dさん:はい。ディスプレイは与えられた入力信号を光出力しますが、CMOSセンサは与えられた入力光を信号出力するという逆向きの原理で動作しており、共通点があると感じています。情報を出力するデバイスであるCMOSセンサでは、センサから得られるデータを利用して、色々なサービスを展開するための付加価値を創出する可能性を秘めていますので、それを検討し上司や同僚・お客様へ提案することにやりがいを感じています。
仕事のやりがい2
Nさん:現在はCMOSセンサの提案業務が中心とのことですが、他にやってみたいことや、興味のある製品などあれば教えて下さい。
Dさん:複数技術の組み合わせ製品の開発に挑戦してみたいです。例えばCMOSセンサと他技術を組み合わることで、付加価値を創出できるようなセンシング技術の開発をトライしてみたいと考えております。また現時点では当社取扱い製品全てを把握しているわけではありませんので、面白い製品に気付けていない可能性があると思っています。興味のあるものを見つけた際にはご協力いただけると嬉しいです。
Nさん:重要なのは仕事を楽しむことだと思います。仕事の流れを覚えることや業務に必要な知識を持つことで、仕事が楽しくなり、結果として自分のやりたい事が出来るようになり、それがやりがいにつながると考えています。私としてはDさんに、営業が活用できるツールとしてのデモボード開発を行っていただきたいです。お互いのやりがいをぶつけ合い、より良いデモボードを一緒に作成しませんか。具体的には今年、主要仕入れ先の新製品を使用した拡販用のデモボードを初めて製作しました。このデモボードをさらに発展させ広くパワー半導体を売れる仕掛け作りの協力をお願いしたいです。
Dさん:はい。機会を頂けるのであれば挑戦してみたいです。
理想のリーダー像
Dさん:実は今度、特定顧客向けの試作開発の担当を任されることとなりました。委託先協力会社に設計からお願いすることになるのですが、指示を出すなどのマネージメント業務をすることになります。どのような振る舞いをすればよいのか検討中となりますが、Nさんの考える理想のリーダー像を教えて頂きたいです。
Nさん:トータルマネジメントできる人を目指すべきと思います。指示をするだけで終わらず、仕事の進捗を一緒に確認して下さい。リーダーシップを持って目標を共有できる人間でないと人は付いてこないと思います。また部下を自分のコピーとして育てるのではなく、自分の気持ちと同じ方向を向いて一緒に突き進んでもらえるようにリードする。それに加えて明日の自分を進化させたいと、常に思いつづけ努力していく人がリーダーの素質がある人と考えています。Dさんの意見も聞かせて下さい。
Dさん:リーダーに求められるのは、間違っていても構わないので夢を語れることだと考えています。私自身はそんなリーダーを目指していきたいです。
Nさん:立花デバイスコンポーネントは、夢が語れる環境になってきています。これからは色々な事にチャレンジしていくフェーズへの転換期ですので、是非興味をもって新しい製品に取り組み次代のリーダーになってほしいです。
今後の展望
Nさん:私は立花デバイスコンポーネントの最大の魅力は自主開発品の開発~製造だと思っており、自主開発品がやりたくて入社したと言っても過言ではありません。信念をもって、且つ自由な発想でものづくりをできるのが当社の強みです。最近では展示会への出展も積極的に行っており、思うように活動できていなかったマーケティングにもつながっている効果を感じています。展示会への協力も是非お願いしたいです。
Dさん:展示会には既に数回説明員として参加しておりますが、様々なお客様の意見が聞けることが良い経験になっていると感じています。いろんな意見を聞かせて頂く中で、面白いアイデアや必要とされている技術が集約されていくと思いますので、それを活かした展示デモを制作してみたいです。今のところは小型化をコンセプトとしたIoT複合製品が良いと考えています。
Nさん:引き続きよろしくお願いします。最後にこの記事を読んで頂いている方へのメッセージとなりますが、冒頭で言った通り、立花デバイスコンポーネントでは新しいメンバーを募集しています。今回は新しく仲間になって頂いたDさんと会話させて頂きましたが、メーカーや半導体商社で思うように実力を発揮できない技術者や開発者の方がまだまだいると想像しています。私は商社の立場でも規模は違っても(?)メーカーと同様な仕事が出来ると信じて取り組んできました。社内の組織毎の機能分担は、仕組み的な制約で、やりたい事が出来ない方など、是非とも一度相談頂けたらと思います。